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投資まめ知識シリーズ~MT4に付属するインジケーターの役割~

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MT4の特徴としてインジケーターの種類が多い、あるいはインジケーターをカスタマイズ出来る、ということがあげられます。

でも、初めてMT4を使用する方からすれば、このことの意味するところはとても漠然としていて理解しずらいところがあると思います。

この記事では、MT4のインジケーターって何ということからお話をしています。

 

1 インジケーターとは

FXやバイナリーオプションでのトレードをし継続的に収益を上げてていく上で、為替相場が今後どのように動いていくのか、その分析をせずにトレードすることは単なるギャンブルでしかありません。

為替取引で確実に収益を得ていくためには、少しでも多くの相場状況の情報を収集し、未来を予測してトレードをすることがとても重要になります。

その相場状況を判断するために「テクニカル指標」を用いることが相場分析方法として一般的です。

そして、このテクニカル指標をチャート上に表示するプログラムのことを「インジケーター」と呼びます。

また、インジケーターは罫線分析ツールとも呼ばれています。

 

1-1 テクニカル指標とは

「テクニカル指標」は、過去のチャートのデータからトレンドや市場の心理などを様々な角度で分析した指標のことで、今後の値動きを予測するために作成されたものを言います。

トレードをする場合、初めてチャートを見る人が、チャート上に表示されるロウソク足の値動きからどの地点で上昇、下降が起こりやすいのかを判断することはとても難しく、どの時点で売買すればよいのかがわからないことが多いです。

テクニカル指標の多くは価格の動きを分析して今後どの地点で売買すればよいのかのシグナルを出したり方向性を明示したりすることができます。

テクニカル指標はトレード初心者とプロトレーダーでは、その見方に差が付きにくいものと言われているので、しっかりと使いこなせるようになると強い武器になります。


ですが一方で、過去のチャートのデータを基にした指標のため、相場が暴落や暴騰するなど急激な値動きをしている時には相関性がなくなり有効に機能しないことがあります。

なので、ファンダメンタルズ分析など他の分析法による判断も加えて、相場を予測する精度を上げ相対的な判断力を高めていくことが重要になります。

 

1-2 テクニカル指標の使い方

テクニカル指標はそれぞれに得意とする値動きというものがあります。


例えば、

トレンド系のテクニカル指標では、相場にトレンドが発生しているときに強いため、振れ幅が小さくそして緩やかに上下降をしている時、振れ幅が大きく急激な上下降をしているときは効果的に機能します。

逆に、いわゆるレンジと呼ばれるような相場、方向性がなく横ばいの状態でもみ合っているような相場、振れ幅が大きく緩やかに上下降しているような相場には弱いです。


オシレーター系のテクニカル指標は、方向性がなく横ばいの状態でもみ合っているような相場、振れ幅が大きく緩やかに上下降しているような相場は強いです。

逆に、振れ幅が小さくそして緩やかに上下降をしている時、振れ幅が大きく急激な上下降をしているときは弱いです。


ですので、それぞれ得意とする値動きの時にそれに応じたテクニカル指標を使う必要があります。

どれか一つだけですべてのことを状況判断するような使い方をすることは危険ですので、複数のテクニカル指標を使って判断をするようにしましょう。

また、複数のテクニカル指標を使うと言っても、オシレーター系だけや、トレンド系だけのように得意とするところが同種の場合の複数利用は好ましくありません。

相場がトレンドになっている時はトレンド系を、相場がもみ合っている時はオシレーター系を重視するなどの使い分けを行うようにしましょう。

 

2 インジケーターの種類

MT4では、標準で30種類以上のインジケーター(テクニカル指標)が備わっています。

それを大別するとトレンド系指標、オシレーター系指標の2つに分けることが出来、さらにそれぞれを補完するものとして出来高系があります。

初期状態からMT4に含まれているインジケーターを以下一覧にしてみましたので、それぞれの特徴をイメージしてみてください。

 

2-1 トレンド

値動きの傾向を表した分析ツール類。

市場が上昇相場または下降相場なのかなどの判断材料になります。




■Moving Average(移動平均)
過去一定期間の価格の平均を線で結んだもの。実際の価格と移動平均線を比較して相場の予測に利用します。


■Avarage Directional Movement Index(方向性指数)
トレンドの方向と大きさを測る為の指数。売買ポイントのシグナルが明確にでやすいとの評価があります。


■Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)
ジョン・ボリンジャーが考案した統計学を応用したチャート。移動平均を中心線として現在の位置や方向性を判断する分析手法です。
±1σ(第1標準偏差)の間に値が存在する確率が68%、±2σ(第2標準偏差)の間に値が存在する確率が95%になると統計学上では言われています。


■Commodity Channel Index(商品チャネル指数)
ドナルド.R.ランバートが考案した指標。現在の値が、統計的な平均値からどの程度乖離しているかを指数化して算出される。
CCIは、中心を0%、上下に±100%として考え-100%を下回ると売られ過ぎ、+100%を上回ると買われ過ぎとして取引のシグナル判断として使用できます。


■Parabolic SAR(パラボリック)
Parabolic SAR(パラボリック)は放物線という意味で、W.ワイルダーが考案したSAR(ストップ&リバースポイント)を用いたテクニカル分析手法
上昇しているSARが下降しているチャートに交わると売りのサイン、下降しているSARが上昇しているチャートに交わると買いのサイン、と一般的に言われています。


■Standard Deviation(標準偏差)
過去の値の変動幅を元に計算される指数。
データが平均値を中心にどのくらい離れているかを示すもので、標準偏差の値が大きいほど潜在的な価格変動リスクが高くなります。

 

2-2 オシレーター

市場の値動きを元にしてその相場の強弱を表す分析手法類。




■Average True Ranges(ATR=アベレージ・トゥルー・レンジ)
ワイルダーが考案した変動率を計るテクニカル指標。
市場の不安定傾向を表示する指標で、売られすぎや買われすぎの場面で値が高くなる傾向があります。


■Bears Power(ベアーズパワー)・Bulls Power(ブルズパワー)
上昇・下落相場の強さを表したもの。表示される画像の上側がBulls Power、下側がBears Power。
ラインが長いほどトレンドが強く、Bulls PowerとBears Powerを合わせて使用する事でトレンド判断に使用します。
両方がプラスであれば上昇、両方がマイナスであれば下落の傾向、両方が逆を示す場合は横ばいとみます。


■Demarker(デマーカー)
「魔術師の中の魔術師」と称賛された世界トップレベルのテクニカルアナリストが考案した分析手法。

0~1で表わされるトレンドの転換点をさぐる指標で、一般的には、0.3を割りこんだ時、0.7以上に到達する時をトレンド予想の一助としています。

■Envelopes(エンベロープ)
Envelopesは包み紙、封筒という意味。
2本の移動平均線で構成され、その範囲内で相場は移動していくという考え方を取っており、チャートの交差点を売買シグナルと考えます。


■Force Index(勢力指数)
中央の点線0からどのような動きをするかが売り買いのシグナル。
基本的に、プラスからマイナスに向かった場合は売りシグナル、マイナスからプラスに向かった場合は買いシグナルとしています。


■Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表)
昭和初期に日本人のチャート研究者が考案した、時間を主体に価格を二次的なものとして捉えたテクニカル手法。
5つの線から成り、遅行線を除く4線はサポートライン、あるいはレジスタンスラインになります。
為替レート(価格)がその線より下にあるときは抵抗線、線より上の場合は支持線と考えます。


■MACD
テクニカルチャート分析の手法。一般的には、12日と26日の平滑平均を使いその差をMACDと呼びます。
MACDの9日移動平均をシグナルと呼び、MACDがシグナルを上抜けば買い、MACDがシグナルを下抜ければ売りとみます。


■Momentum(モメンタム)
価格の変化幅を示すもので、値動きの勢いや反転の目安を示す指標。
現時点の値から比較したい過去の値を差し引くことで算出されゼロを基準とし、負の値が正になれば価格が上昇傾向にあり、
正の値が負になれば価格は下落傾向にあると判断します。


■Moving Average of Oscillator(OsMA)
MACDの基準線からシグナル線の値を引いたもの。
OsMA がプラスの時は基準線がシグナル線を上回り、逆では下回ります。


■Relative Strength Index(RSI)
テクニカル分析の1つで買われすぎ、売られすぎを判断する指標。
売買の目安として70%以上になると買われ過ぎ、30%以下は売られ過ぎとみます。


■Relative Vigor Index(RVI)
レラティブ・ボラティリティーの略。
RSIを利用して相場のボラティリティが拡大か縮小かの傾向を図る指標。
上昇トレンドでは終値が始値より高く、下降トレンドは逆であることを元にした分析ツール。


■stochastic Oscillator(ストキャスティクス)
ジョーン・レーンによって開発されたオシレーター系の分析手法のひとつ。
相場の売られすぎ、買われすぎを判断する指標として使用します。


■Williams' Percent Range(%R)
市場が買われすぎ・売られすぎな状態を判定する分析手法。
0~-20%では買われすぎ、-80~-100%では売られすぎと判断。 

 

2-3 ボリューム

出来高、売買高などの為替取引の量に関連した指標類。




■Accumulation/Distribution(A/D)
OBVの派生型で、その日の始値と終値、また、最高値と最安値、出来高、を元に計算されるツール。
売りまたは買いトレンドをつかむのに使用できます。


■Money Flow Index(MFI)
上昇/下降傾向の値をヒストグラムで表した指標。
トレンドの分析に使用し、チャートの上昇/下降傾向とは逆の傾向をMFI が指している場合、トレンドの転換が考えられると判断します。


■On Balance Volume(OBV)
出来高を指します。トレンド判断などに使用します。
市場の上昇・下降傾向にあわせてOBV が上昇・下降している時はトレンドが継続中、OBV が横ばいになったらトレンドは終了と考えます。


■Volumes(ボリューム)
為替取引の量、もしくは出来高、売買高のことをいいます。

 

2-4 ビル・ウィリアムス

Bill Williams(ビル・ウィリアムス)が開発した分析ツール類。





■Accelerator Oscillator(アクセラレーターオシレーター)
日と34日の単純移動平均で作成されており、トレンドの方向と強さを表示する指標。
0の上部で押し目から再度上昇傾向に転換したらLONG でトレード、下側で戻りから再び下降傾向に転じしたら売りポジションと言われています。


■Alligator(アリゲーター)
ワニに例え、3本のラインで構成されます。
ラインが重なっているところを眠っている、ずれているところを口が開いていると考え、口が空き始めてから売買を行い、口がとじるところを取引終了と考えます。


■Awesome Oscillator(AO)
買いと売りのシグナルを教えてくれるツール。
トレンド上昇傾向、トレンド下降傾向を、色と、グラフの傾きでシグナルを教えてくれます。


■Fractals(フラクタル)
細かい部分の変動が全体像を作り上げているという理論。
値動きの中で、頂点と底を探し出すことを目的としたツール。


■Gator Oscillator(ゲイター・オシレーター)
アリゲーターの補助インディケータ。


■Market Facilitation Index(MFI)
価格とボリューム分析を総合する1つの指標。
1度の約定ごと(ティック毎)に示される値動きを4色で表します。

 

2-5 カスタム

MetaQuotesLanguage エディタを使って、プログラミングを行う事で改造を加えることができるツール類。





■Accelerator(アクセラレータ)
Bill Williams(オシレーター)のAccelerator Oscillator(AO)と同じグラフ。
買いと売りのシグナルを教えてくれるツール。


■Accumulation
ボリュームメニューのAccumulation/Distributionと同じグラフ。


■Alligator(アリゲーター)
Bill Williams(オシレーター)のAlligator(アリゲーター)と同じグラフ。


■ATR
OscillatorsメニューのAverage True Ranges(ATR=アベレージ・トゥルー・レンジ)と同じグラフ。


■Awesome
Bill WilliamsメニューのAwesome Oscillator(AO)と同じグラフ。


■Bands
TrendメニューのBollinger Bands(ボリンジャーバンド)と同じグラフ。


■Bears・Bulls
scillatorsメニューのBears Power(ベアーズパワー)・Bulls Power(ブルズパワー)と同じグラフ。


■CCI
rendメニューのCommodity Channel Index(商品チャネル指数)と同じグラフ。


■Heikin Ashi(平均足)
カスタムメニューのみに存在するツール。
平均足を表示し、デフォルトでは白が陽線、赤が陰線となっています。


■Ichimoku(一目)
OscillatorsメニューのIchimoku Kinko Hyo(一目均衡表)と同じグラフ。


■iExposure
カスタムメニューのみに存在するツール。
取引中の情報をサブウィンドウに描き出してくれます。


■MACD
OscillatorメニューMACDと同じグラフ。


■Momentum
OscillatorメニューのMomentum(モメンタム)と同じグラフ。


■Moving Average
TrendメニューのMoving Average(移動平均)と同じグラフ。


■OsMA
OscillatorメニューのMoving Average of Oscillator(OsMA)と同じグラフ。


■Parabolic
TrendメニューのParabolic SAR(パラボリック)と同じグラフ。


■RSI
OscillatorメニューのRelative Strength Index(RSI)と同じグラフ。


■Stochastic
Oscillatorメニューのstochastic Oscillator(ストキャスティクス)と同じグラフ。


■ZigZag
カスタムメニューのみに存在するツール。
エリオット波動理論のジグザグのラインを表示します。


3 インジケーターの追加方法 

チャートにインジケーターを追加する方法を2つあります。使いやすい方法で追加していってください。


■メニューバーから追加したいインジケーター選択する方法

トレンド系のMovingAverageを追加する時を例にします。

「メニューバー」「挿入」「インジケータ」「トレンド」「MovingAverage」










■「ナビゲーター」ウィンドウを表示させて、その中から追加したいインジケーターをクリックし、追加したいチャート上でドロップする方法。

トレンド系のMovingAverageを追加する時を例にします。






 



4 まとめ

MT4には、目的に応じて本当にたくさんのインジケーターが用意されていますし、更に多くのトレーダーなどが、独自のインジケーターを開発して提供しています。

しかし、それぞれのインジケーターは全ての相場環境に対応するといった万能のものではなく得意とする相場(値動き)があります。

ですので、使い手としてインジケーターを考えるときは、どのような相場なのか、値動きがどのような状況かによって、インジケーターが有効に機能するかどうかの判断を求められることになります。

そういった意味合いでも、相場環境を認識する判断力をしっかりと養っていく必要がありますので日々の勉強が大切になります。

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