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FXの海外口座と国内口座、税制面よりも大きな違いがあった!

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バイナリーオプションでも海外と国内を使う場合、
税制面では海外を使う場合には「総合課税」となり、国内を使う場合には「申告分離課税」というように、適用される課税方法が違っていました。
これに対して、FX(外国為替証拠金取引)の場合はどのような状態なのでしょうか。

この記事では、FX(外国為替証拠金取引)をして利益を得ていく場合、その口座が海外と国内では、どのような税制面での違いがあるのかについて概要をまとめてみました。

そして比較してみると、実は、税制面以上に大きな違いもありました!

FXをする場合は、むしろこの視点から海外口座と国内口座を比べてみると必要もあるのではないかと思います。


1 税は、やはり総合課税と申告分離課税の話


FXで利益が発生した場合、課税対象所得になるため
端的に言えば所得税、更には住民税の課税対象になります。

このことに関しては、当サイト内の別記事でお話していますので、
詳細はそちらの記事などを参考にしてもらえたらと思いますので、ここではさらっとお話します。

FX取引による利益に関しては、
国内口座の場合は、申告分離課税によって税の計算がされる
海外口座の場合は、総合課税によって税の計算がされる
ということになります。

なぜかと言うと、現在の金融商品取引法では、外国金融商品市場で行われた取引は含まれないため
海外口座での利益は雑所得となり、他の給与所得などと併せた合計所得として総合課税されることになるのです。

そして、総合課税は累進税率のため、総所得額が大きいほど税率も比例して高くなることになります。

これに対して、国内口座の場合は、
国内で取引による利益のため申告分離課税が適用されて、その所得金額の大小にかかわらず一律20.315%の税率が適用されることになります。

なお、申告分離課税の場合、本来は20%(所得税15%、住民税5%)の税率が適用されるのですが、東日本震災の復興財源に活用するものとして、2037年までは復興特別所得税が上乗せされ、税率は所得税15.315%、住民税5%の計20.315%となっています。


2 税率は高いけど海外口座の方がよい場合


FXの国内と海外口座を、もっと単純に納税する税金額で比較するなら、
FXの国内口座は、FX利益が、大きい場合がお得
FXの海外口座は、FX利益が、少ない場合がお得
ということになりますね!

総合課税の場合、所得税の税率は以下の表のとおりになっています。

課税される所得金額

税率

控除額

195万円以下

5%

0円

195万円を超え 330万円以下

10%

97,500円

330万円を超え 695万円以下

20%

427,500円

695万円を超え 900万円以下

23%

636,000円

900万円を超え 1,800万円以下

33%

1,536,000円

1,800万円を超え4,000万円以下

40%

2,796,000円

4,000万円超

45%

4,796,000円


この表からわかることは、課税対象となる所得金額が大きくなるほど税率が高くなってくることです。
なので、FXでの利益が大きくなればなるほど納税額は大きくなるのです。

ですが一方で、これを逆に考えると、
申告分離課税の場合は一律20.315%の税率について表中の税率を見ると、
給与所得とFX収益の合計として課税対象所得が695万円以下の状態なら、総合課税の方が税率が低く、納税すべき所得税は低くなるということになります。

これらのことを思うと、一概に申告分離課税となる国内FXが、必ずしも良いとは言えないケースもあるとも言えます。
給与所得がない場合には、結果として海外の方が税金面では有利になるかもしれませんね。


3 税制面以上に大きな海外FX口座の利点


税制面から見た場合に、国内FXよりも海外FXの方が有利なケースがあることは、上記にお話ししたとおりなのですが、実は更に加えて、海外FX口座の方にメリットがあるのです。

3-1 レバレッジの違い

それは何かと言うとハイレバレッジで取引が行えるということです。

FXをする目的は資産を増やすことです。
なので、その視点から見ると、レバレッジが大きい方が有利です。
そして、ロスカットや追証もない点も、国内FX口座と比較してのメリットと言えます。

3-2 約定力

また、もう一点
「約定力」の違いも見逃すことができないメリットになります。

FX投資をする理由は、全世界に存在している主たる通貨取引で利益を得ることです。
投資でなんらかの取引をする際に専門のブローカーを仲介者として利用することになるのですが、FXにおいても同様に、FXブローカーが仲介ブローカーの役割を担うことになります。

ですので、世界各国で行われているFX取引では、各FXブローカーの取引システムに依存します。
そしてそのシステムには違いがあるのです。

例えば、日本国内のFXブローカーでは、
店頭取引による方法を使用しているため、投資家からの注文が実際の取引に反映されているとは限りません。

日本国内の取引システムでは、FXブローカーの裁量部分があり
約定が注文どおりにされない「スリッページ」によって、利益を得ることも可能な状態です。
意図的にスリッページを起こしているかどうかの実態の有無に関しては、ユーザー側にはわからないことですが・・。

これに比べて、海外のFXブローカーは
電子取引所取引を採用しているため、注文単位の取引がなされるため、注文の実態にあった取引がされているのです。

これは多くの注文を約定させることにより、その手数料収益を得るようにしているからです。
なので、注文に応じた約定をすばやく行うために、電子取引所取引を採用しているのですね。

日本国内のFXブローカーでは、大手の場合、スリッページ発生率は5%程度に抑えられていると言われています。
しかしブローカーランクの低いところだと、スリッページの発生率が大きいとも言われています。

これらのことから言えるのは、
FX投資家としては、なるべく約定スピードが早いブローカーを使い、確実な注文ができるほど、投資利益が正確になる、ということになります。

海外と国内という比較視点において、
そもそもの投資判断以外の要素として、取引自体に不利な点があるなら、極力避けることが必要ですね。

投資として、FXをする目的は、資産を増やすことです。
その意味において、約定力の強い海外FXを利用することは、理にかなっていると言えます。

 

4 まとめ

今回は、税制面の視点から国内FXと海外FXの違いを見てみました。
物事の比較や判断には、往々にしてそもそも論が抜けてしまうことも多いです。

自らの資産を使って投資をするのですから、その目的が資産を増やすことである以上、環境の選択もまた大変重要なことになってきますね。

実は今回、FXにおいてのA-book業者とB-book業者という観点では、その比較に触れませんでした。
この内容については、別な記事でお話したいと思います。


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