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国内と海外のバイナリーオプションの相違点

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バイナリーオプションには、国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションがあることをご存じの方も多いと思いますが、その内容に詳しくない方向けに、どのような相違点があるのかをまとめてみました。

国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションには、それぞれメリットとデメリットがあると思いますが、

利用する立場から見た場合に、相違点を見比べることで、それぞれのメリットとデメリットという受け止め方も変わってくると思いますので、そんな判断資料の一つになればと思います。


1 国内と海外のバイナリーオプションの区分はどこ?


国内と海外のバイナリーオプションの違いはどこかというと、基本は単純にこれだけの相違でした。

・本社が日本国内にあるバイナリーオプション業者(FX会社、証券会社等)
・本社が海外にあるバイナリーオプション業者(FX会社、証券会社等)


ですが、ここからが少々話が複雑になってきます。

そもそも、なぜ国内と海外を分けて考える必要があるのかという点です。
上記のような違いは、環境の違いであって、ユーザー側からみると何も問題がない事象です。

どうやら、国内と海外を分けて論じる理由は、、
「バイナリーオプション規制による」ということのようです。

 

2 バイナリーオプション規制


国内と海外のバイナリーオプション業者を分けて考える理由「バイナリーオプション規制」を調べてみると、

2013年8月に導入、同年11月30日に完全施行された規制で、その詳細は以下のとおり、

バイナリーオプション規制は、金融商品取引業等に関する府令(府令)及び金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針(指針)の改正を受けて、バイナリーオプション業者が加盟している「一般社団法人金融先物取引業協会」が定めた業界の規制

のことになります。

「一般社団法人金融先物取引業協会」
http://www.ffaj.or.jp/binop/

「個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則に係るガイドライン 」
http://www.ffaj.or.jp/userfiles/file/pdf/teikan-syokisoku/h25/Jul/ffaj-bo_guideline20130718.pdf

の内容を簡単に言うと、

数十秒、1分後の判定期間で、資金が2倍になったりゼロになったりする投資というのは、投機性が高いので自主規制します。

だそうです。

ただし、このバイナリーオプション規制が適用されるのは
「一般社団法人金融先物取引業協会」に加盟しているバイナリーオプション業者が対象になりますので、
「日本国内のバイナリーオプション業者のみ適用される」ということになります。

もう少しバイナリーオプション規制の概略を整理してみると、

・判定時刻までの時間は最短で2時間にする。
・払い戻し金額は一律で1000円にする。
・購入価格を変動制にする。(判定レートとの価格差によって決定)
・総取りする価格帯(このレート内なら没収)を設定することを禁止する。
・「売り」と「買い」の価格を両方提示する

となります。



3 国内バイナリーオプションの利用ルール(取引方法)


国内のバイナリーオプションの基本的な取引方法をみてみると、以下のような形になります。

まず初めに、いくつかの判定レートと購入価格(UPの場合とDOWNの場合)が提示されるので、
判定時刻にその判定レートよりも「上がるのか?(UP)」「下がるのか?(DOWN)」を購入します。

その結果、
予想が当たれば → 1000円の払い戻し
予想が外れれば → 購入金額は0円になる

という感じになります。



4 海外バイナリーオプションの利用ルール(取引方法)


国内のバイナリーオプションの利用方法は上記のとおりなのですが、これに対して
海外のバイナリーオプションでは、どのような形になっているのかというと、


〇〇分後(〇〇秒)の判定時刻に、今の為替レートから
「上がるのか?(UP)」「下がるのか?(DOWN)」を決めて購入します。

その結果、
予想が当たれば → 購入金額の1.6倍~2.0倍の払い戻し
予想が外れれば → 購入金額は0円になる

とうことになります。

 

5 4つの視点からみた相違点


国内と海外のバイナリーオプションでは、購入時の為替レートが、
一定期間経過後の判定時間で上がっているか、下がっているかにより勝敗が決まることではどちらも同じなのです。

ですが、取引をする場合、取引をした結果などから、もう少し両者の相違点をみると、4つの視点からの違いが見えてきます。


以下にそれぞれの視点の相違点をまとめてみました。


1)ペイアウト倍率の相違
【国内バイナリーオプションの場合】

ペイアウト率が変動します。

払い戻し額が1000円と固定されているので、
購入価格が1円~1000円の範囲内で変動する仕組みになっているのです。

ですから、
判定時刻の予想レートと現在レートとの価格差が大きい
   → 難易度が高い → 購入価格が安い → ペイアウト倍率が高い

判定時刻の予想レートと現在レートとの価格差が小さい
   → 難易度が低い → 購入価格が高い → ペイアウト倍率が低い

という関係性になるのですが、この仕組み、どこかで体感していませんか?


そうです、FXのPips幅を取っていく利益の考え方に近い気がしますね。
できるだけ現在のレートよりも大きく変動して、予想が当たらないとペイアウト倍率は低いのです。


【海外バイナリーオプションの場合】

ペイアウト率は一定です。

例えば、ペイアウト倍率が1.8倍のバイナリーオプションを選んだ場合、レートが大きく変動しても小さな変動であっても、

予想が当たれば、1.8倍の払い戻し(ペイアウト)

予想が外れれば、0円

となります。


2)判定までの時間の相違

【国内バイナリーオプションの場合】

購入開始から判定時刻までは、最短2時間 です。
また、途中から購入することもできるので、最短は判定時刻の1分前まで購入できます。

ただし、です。

判定時刻の直前まで購入できるとは言っても、
例えば、1分前、2分前に購入をしたとすると、現在レートと判定レートの差が小さい可能性がありますので、
たとえ予想が当たったとしても、ペイアウト倍率は1.01倍程度にしかならないのです。
こうなると、投資という意味はなさないとも言えます。


【海外バイナリーオプションの場合】

判定までの時間はだいたい30秒、60秒、1分、2分、5分、15分、1時間、2時間から
選択できるようですが、多くの場合、30秒、60秒、1分、2分、5分、15分を使用しているようです。


3)通貨ペアの相違

【国内バイナリーオプションの場合】

ほとんどが日本円関連の通貨ペアになっていて、4~7通貨ぺア。

【海外バイナリーオプションの場合】

バイナリーオプション業者によっていくらかの違いがありますが、概ね5~20通貨ペア。
更にこれに加えて、金、銀、株価指数、原油が選択できる業者もあるようです。


4)税制面の相違

【国内バイナリーオプションの場合】

申告分離課税の対象になります。
この場合の税率は、20.315%になります。

そして、FXや他の投資商品との損失通算ができますので、
万が一、損失が出てしまった場合には、税制面からみると一定の措置を受けられます。

また、最大3年間の損失繰越しも出来ます。

※申告分離課税については、国税庁HPの申告分離課税制度の説明を確認してみてください。
参照:国税庁HP【申告分離課税制度】



【海外バイナリーオプションの場合】

総合課税となり、雑所得として扱うことになります。

このため、給与所得など他の収益と同じくくりで課税されることになるので、
所得税、住民税は0%~55%の範囲で、総収入の大小によって大きく税額が変わってきます。

税制面での相違をみると、国内バイナリーオプションの方がメリットが大きいと言えそうです。

 

6 海外バイナリーオプションだから危ないという話


巷では、「海外バイナリーオプションは危ないから止めたほうがいい!」という話を聞くことがあります。

実際のところ、何がどのように危ないのでしょうか?

独立行政法人 国民生活センターの発表情報によると、

「海外業者とバイナリーオプション取引を開始したが、出金を求めても応じてもらえない」
という事例が多くなってきていて、

”海外業者とのバイナリーオプション取引にご注意ください!”

また、

”バイナリーオプション取引はリスクの高い取引であることを理解し、無登録の業者との契約は行わないようにしましょう。”

という注意喚起が出されています。

参照:独立行政法人 国民生活センター


それから考えると、「危ない」という性質には、2つの理由があることになります。

一つは、出金などが適切にされない海外業者がいるので気を付けよう。
もう一つは、資金管理をしっかりとしようです。

本来、サービス提供者である業者は、そのサービス内容について責任を持つ必要がありますので、
一つ目の出金が適切にされない業者は、業者として失格ですね。

なので、利用者サイドから見ると、しっかりと情報を見定めて、
そういった業者は選択しないように気を付けていくしかありません。

また、2点目についてですが、

バイナリーオプション取引は投資ですので、当然のことながらリスク管理をする必要があります。
それは「株」でも同じですので、バイナリーオプションだから特別なわけではありません。

だからこそ、損失の管理、いわゆる資金管理が強く求められていると思います。

なので、バイナリーオプションで損失が出たから、
バイナリーオプションは危ないという解釈は、少々短絡的ではないかと思われます。

巷で言われている「危ない」の中には、投資をする場合の「資金管理」が適切に出来ていないケースをも含めてしまっているような気もします。

投資が自己責任である以上、この点は常に自覚していく必要があるところかなと思います。

7 まとめ


今回は、国内のバイナリーオプションと海外のバイナリーオプションの違いを見てきました。

そもそも投資をする目的は、利益を得ることです。
そして投資スタイルは、投資者の考え方そのものと言えると思います。
そのために、リスクヘッジを重視するのも正しい選択になりますし、
他方で、ある程度の損失リスクを負ってでも利益を追求することも正しい選択だと思います。

すべては、投資者個人の考え方により結果を求めていくものだと思いますから、
そのためにリスクを如何にしたら最小限に出来るか、という判断スキルを
投資者は常に高めていく必要があるように感じます。


最後に、
今回、国内と海外のバイナリーオプションのことを調べてみて感じたことを一言。

出金ができない状態にしていることは業者が全面的に悪いことです。

ですが、
損失が出ることに関しては自らの判断行動の結果でもあるので、
自分を取り巻く環境や業者が悪いというような感覚で捉えてしまって
「海外バイナリーオプションが危ない」という表現に加えられているような気もしなくはないと感じました。

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